報告:British Council 共催・実践オンライン英語研修「第1回 Introductory Business English~ビジネス英語-初心者向け~」 (2020年7月6日・7日@Zoom)
開催データ
研修名 | Introductory Business English~ビジネス英語-初心者向け~ |
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日 時 | 2020年7月6日(月)・7日(火) 各日10:00-13:15 |
方 法 | オンライン @Zoom |
講 師 | ブリティッシュ・カウンシル英語講師 Annie Hubert(アニー・ハバート) |
参加者数 | 団体正会員12名/9大学、1教育機関 |
《参加者所属先》
…団体正会員大学… (参加者所属先機関50音順)
大阪商業大学、関西大学、金城学院大学、神戸女学院大学、国際基督教大学
国立大学法人福井大学、玉川大学、名古屋外国語大学、三重大学
…教育機関…
日本スタディ・アブロード・ファンデーション
研修内容(コース構成) |
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1. Socialising: Meeting someone for the first time. |
2. Telephoning |
3. Email layout and enquiries |
4. Email and notices for students: procedures |


研修参加報告
報告者:波多野 恭子(金城学院大学)
研修概要
コロナ禍により、zoomを使用したバーチャルレッスンとなった。参加者は操作に不慣れなため、最初に少し混乱が生じたが、先生やJAFSAスタッフのサポートで始めることができた。それぞれのセッションは、先生による全体説明と、即座に設定されるグループワークによって行われた。
各講義内容について
〈1日目:半日〉
1. Meeting someone for the first time
「初対面の人と対面で挨拶をする」「会話を続ける」「会話を終わられる」を段階的に学んだ。“日常生活”の英会話、ではなく“ビジネスシーン”ということを意識しながら、用意された例文がそれに相応しいかを皆で考えた。また相槌についても、ビジネスでは相手に関心があることを示すことが重要だと教えていただいた。
2. Telephoning
対面ではない「電話」による応対を学んだ。ここでも、“親しい人との間”ではなく、”ビジネスの場“であることを意識して、MayやCouldなどを使った丁寧な表現を学んだ。実際に、ペアワークで名前・電話番号・Eメールアドレス・住所の聞き取りをした。私は途中でアルファベットを復唱してしまったが、先生から「途中で遮るのは失礼であり、最後まで聞いてから確認するように」とのアドバイスをいただき、納得した。他にも、電話をかける側と受ける側として、担当者への取り次ぎや伝言を依頼する・受けることを練習した。
〈2日目:半日〉
昨日学んだ電話応対の復習から始まった。名前や電話番号を伝える時、固有名詞にリズミカルな抑揚をつけて、相手に聞き取り易くすることなどを再確認した。オンラインならではの、音声だけで会話練習ができたのも良かった。
3. Email layout and enquiries
日本語と英語のEメールの違いを考えた。英語は、簡潔に、分かりやすく伝えることが大切なため、レイアウトと、相手に依頼する時の表現を学んだ。疑問文は、間接的だと丁寧だが長くなり分かりにくいため、直接的な表現を考えた。テキストのEメールの例が、語学要件などの問い合わせをしたい留学希望の海外学生と大学の国際オフィスとのやり取りで、実際的であった。
4. Email and notices for students
留学生むけに発信したEメールの悪い例、良い例を参照し、後者のレイアウトでは、コロン〔:〕とbullet point〔・〕を使うなどし、読み手に伝わりやすいと実感した。また、目の動きを追った資料から、人は先頭の左側(F型)に注目する性質があることも理解した。伝えたい重要なことは、このことも踏まえて配置すべきである。
研修を終えて
私はこの4月に他部署から国際交流センターに配属され、今まで「ビジネス英語」というと、TOEIC L&Rテスト対策しか経験がなく、「与えられた内容を正しく理解する」だけであった。今回この研修に参加させていただき、「情報を効果的に分かりやすく伝える」という技術を学ぶことができ、とても有意義だった。これからは、学んだことを業務で生かしていきたい。